福井県立三国高等学校は、文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業（地域魅力化型）」（以下「本事業」）の指定校となり、令和２年度からの新教育目標を「高い志を持って自律的に行動し、地域や社会の発展に貢献できる人を育成する」と定めました。本事業は、同校が「地域とともにある学校」として、地域にある資源を活用して地域活性化に資するプロジェクトを地域人材と協働で実施することを通して、当事者意識を持って地域の未来を創造することのできる人材を育成する実践的な探究学習のためのカリキュラムを開発することを目的としています。
公・民・学が連携しながら、地域課題を解決するためのまちづくりを推進するプラットフォームとして平成30年に発足したUDCSは、これまでも三国高等学校が取り組む総合的な学習の支援等を行ってまいりました。この度、同校が本事業に取り組むにあたり、両者がより緊密な連携をはかり、事業の円滑な推進のために協力することを目的に、連携協定を締結しました。
11月23日に締結式を執り行い、三国高校上山康一郎校長とUDCS西村忠代表理事が協定書に署名しました。式には、今年６月三国高校に発足した「地域探究同好会（略称「地究」）の石黒莉理愛部長、小林優月副部長も出席し、地究の取り組みを紹介してくださいました。

協定書を交わした三国高校・上山校長（右から２番目）とUDCS・西村代表理事（同３番目）

挨拶をする三国高校・上山康一郎校長


取り組み紹介をする地域探究同好会の石黒莉理愛部長（右）と小林優月副部長（左）

地究では、拠点として活用している空き家（吉野家）の改修にも取り組んでいきます。建具屋さんや畳屋さん、工務店さんなどに生徒の皆さんが訪問し、どのような改修ができるかの検討が始まっています。また12月25日には、例年行っている１年生による空き家活用イベントが実施されます。
三国高校のこれからの展開にどうぞご期待ください。