空き家の早期解決と予防をテーマにしたトークイベント「坂井市空き家ばなし」を開催しました。空き家の所有者や今後空き家になる可能性のある方々など、約70名と多くの方にご参加いただきました。
学術、民間、行政の各分野から空き家に関するゲストをお迎えし、空き家の現状や補助金制度などの実践的な情報から、実際に空き家活用を行っている方の生の声まで、さまざまな視点から貴重なお話を伺うことができました。空き家問題に対する意見やアドバイスが、ケースごとにこれほど多様であることに驚かれた方も多かったのではないかと思います。
UDCSの空き家担当スタッフも参加し、5人によるパネルディスカッションが行われました。このディスカッションを通じて、参加者の皆さんの空き家に対する意識が変わったのではないかと感じるほど熱い思いが語られていました。また、所有者の方からも質問を投げかけてくださり議論がより深まりました。
今回のイベントに併せて、パンフレット「空き家ばなし 01おうちのゆくえ」の発行・配布も行いました。相談のハードルが少しでも下がればという思いから、空き家相談の流れや事例を紹介する刊行物を制作しました。

また、空き家の利活用希望者の声を集めた、「空き家さがしています掲示板」や昨年度の湊ノ芸術祭ログも同時に展示しました。試験的に設置しましたが参加者の方の反応も良かったため、今後アップデートしていく予定です。
お越しいただいた皆様、登壇者の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました!
【登壇者】
まちづくり・学術:中島伸氏(アーバンデザインサンダー坂井副センター長、東京都市大学都市生活学部准教授)
空き家の活用者:下村禎勝氏(盆栽屋「みくに園」店主)
行政:坂井市空家対策室