第9回三國湊夜咄会「笏谷石のおはなし」を開催しました!!
2019.11.20
- 三國湊夜咄会
11月18日、第9回の三國湊夜咄会を開催しました。「湊の交流文化シリーズ」の第一弾として、北前船交易を語る上でも、また三国の風景にとっても欠くことのできない笏谷石をテーマにした今回の夜咄会には、地元三国の皆さんはもちろん、丸岡や福井市内、遠くは富山や金沢、さらに北海道からの方も含め、約40人の参加者で会場は満員御礼となりました。
前半は、三国港民・木村昌弘先生(三国港突堤ファンクラブ会長)から「北前船と笏谷石」と題しておはなしいただきました。木村先生が三国芦原青年会議所理事長として企画運営をされた、33年前の北前船「辰悦丸」の寄港イベント当時の貴重な映像には、参加者一同釘付けになりました。現在は採掘が行われていない足羽山からの笏谷石の切り出しや金津からの舟での運搬などの光景は、北前船時代の文物の往来に思いを馳せたくなると同時に、大きな情熱をかけてまちおこしに取り組んでおられた当時の皆さんの姿に、老若男女問わず参加者の皆さんも大いに刺激を受けられたのではないでしょうか。
後半は、三国で100年以上続く石材店の女将でもある 村田ひとみ・UDCSアシスタントディレクターが聞き役を務め、今あらためて光が当たっている笏谷石をまちのたからものとしてどのようにいかしていくのか、様々な意見が交わされました。
三國湊夜咄会では、今後も「湊の交流文化シリーズ」を継続していきます。三国ならではのテーマを、皆さんと掘り起こし、深めていけたらと思っています。